先日の特別大会初戦では無事に勝利を収めることができました。そして今週末に第2戦を控えた今、普段の練習からチームのことを支えているチームスタッフ(以下TS)による対談を行いました。どうぞご覧ください。
MG 宮田 眞緒 (TSリーダー)
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MG 嘉田 紗世 (MGリーダー)
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TR 藤田 優美 (ヘッドTR)
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OP 佐藤 瑠奈 (OPリーダー)
(*1)OF6人とDF6人に分かれた実戦形式の練習
(*2)特別大会の試合中継を、YouTubeを用いて配信していた。
(*3)ポジションごとにプレーヤー数人でチームを組んで、トレーナー(TR)とともに食事やトレーニングの管理をするグループ。
(*4)コロナウイルスの感染予防対策のため、練習の参加人数に制限がかけられている。
ー1試合目を終えた今の気持ちは?
(宮田)とりあえずほっとした。全然試合やってなくて、6on6(*1)も十分にできてなかったから、形になるのかなって思ってた。でもみんなが練習も試合も爆発的に楽しそうにやってるのを見てたから、いけそうだなと思ってた。心のどこかに「負けたらどうしよう」という気持ちはあったけど、とにかく初戦をいい形で終えられて良かったかな。
(嘉田)安心したのはあるね。今年がすごくイレギュラーなことが多くて、PLもTSもいつも以上に大変な思いをいっぱいしてて、自分自身も辛い時期はあったから、公式戦の舞台で無事勝利を収められたのは今年の苦労が報われた感じがした。本当に勝てて良かったという安心感があった一試合目でした。なんだかんだでベンチはすごく緊張したなぁ。
(藤田)同じくほっとしたし、特別大会という形ではあるけど、公式戦ができるんだなと思ってFO数分後は泣きそうになりました(笑)私はライブ配信(*2)してたから、実際見に来れない保護者さんとかにも、できるだけみんなの活躍を伝えようと思ってた。勝って良かったし、インティ(#88 西山直輝)もライブ配信の最後に言ってくれたけど、チームの良いところが試合で出てたから良かったと思った。
(宮田)1試合目にしてすでにエモかった。
(嘉田)試合の日がいい天気すぎて、その時点ですでにエモかった(笑)
(佐藤)もう言えることがなくなった(笑)同じ気持ちですとしか言い様がないです。
(宮田)私、試合当日ビデオだったけど叫んじゃいけないと知りつつも叫んじゃうよね。
(藤田)私も後からライブ配信を見返したら、結構心の声が漏れてた(笑)
ー自粛期間中にどのような取り組みを行ったか。
(嘉田)いろいろ模索したなぁ。PLの勉強会に参加したり、練習メニューのまとめ資料作ったり。今までに特にMGは在宅での活動がほとんどなかったし、先輩も経験してない状況やったから、誰に相談できるわけでもなく...。正解はないけど今できることを探して精一杯やらなきゃと、模索し続けていかなければならない状況が何ヶ月も続いて大変だったな。ほんまに練習再開が待ち遠しかった(笑)。自粛期間に得られたこともあったけどね。今までは練習に行って自分の仕事をこなしてるだけでも部にコミットしてると感じられた人もいたと思う。でも、練習ができなくなって現場で仕事をするという状況がなくなったときに、どうやって部に貢献しようかを一人一人が考えられるきっかけになったと思うから、結果としていい経験だったのかなと思う。下回生は今回の経験を来年以降に繋げてくれたら私としてはすごく嬉しいな。
(宮田)何もしなかったらただただ時間が過ぎていっちゃうのはみんな思ってたから、4月はそうなってしまっていた部分があったけど、それじゃダメだと思って、スパン決めて目標立てることを個人でやれたのは良かったし、逆に自分がなにしようか迷ったときに、他の人がどういうことをしているのかを把握できたから、みんながそれぞれ時間を使って部活と向き合えた期間ではあったと思う。ただ、7月に一回自粛が明けて、その後もう一回自粛が始まるってなったときは、さすがに一時は鬱だったけど(笑)。
(藤田)TSは、TS単独というよりはPLと関わりながら部活していると思うから
、PLとの関わりがかなり減る分どうなるんだろうなとは思っていたけどどの役職も「TSとしての自分」と向き合って今できることを在宅でやってたし、モチベに波はあったかもしれないけど、みんな頑張っているなぁと思った。取り組みは、TRは普段よりも勉強に時間割いて、普段やらないようなことに手を出して、それをアウトプットする勉強会を設けたり、フィジグル(*3)のトレーニングや食事もどうやったらPLが取り組めるか、自粛明けにつながるかを下回生も考えてくれたりして良かった。オンラインの手段が見えてから、夜Zoom繋いで30分ストレッチする取り組みなどをして、それが自粛明けた後でも続いたりしているから良かったけど、とにかく長かった。
(宮田)めっちゃ個人的になっちゃうけど、PLが勉強会をやっているのに参加したのは、今まで参加しようってなかなか思ってこれなかったけど、これを機会に実際にPLがラクロスについてどのように考えているのかを知って、この自粛期間の中でもこんなに考えてやっているんだと知ってリスペクトもできたし、自分も頑張らないとという気持ちに繋がった。あとは、京大のラクロスは頭使っているんだなぁと改めてわかった。だから、自粛が長かったけど、ちゃんと勝てるんじゃないかと思ってた。
(藤田)PLからめっちゃ刺激受けたなぁ。好きなラクロスができていないのに、一人で自主練したり、ラントレしたり、ちゃんと生活リズム崩さずに早起きしているのを見て自分も頑張らなきゃなと思った。
(佐藤)確かに周りから刺激を受けることは多かったですね。PL、TS問わず。
(宮田)鴨川行ったら誰かしらいたもんなぁ。
(佐藤)外出たらクロス持ってる誰かしらに会ったなぁ。
(藤田)それ見るだけで元気もらえる、「がんばろ」って思える。
(嘉田)他の大学では自粛期間で部活をやめちゃう人もいたと聞いたけど、みんな明けた先のことを考えて取り組んでて、いいチームだなと思った。
ーTSとして試合で意識しているところはありますか?
(藤田)TRはケアとかアップとか試合前に関わることが多いから、みんなの緊張をほぐすようにすることと、自分の緊張を伝えないようにすることかな。
(佐藤)緊張をほぐすことは確かにそう。写真を撮るのとかみんな無理して笑ってくれるから(笑)
(一同)(笑)
(佐藤)それで緊張がほぐれたらいいなあって。
(嘉田)MGは試合前のボールアップ仕切るんやけど、その時は雰囲気を盛り上げるために奮闘してる。PLに近いところで仕事するからね。あとは、試合前に緊張してそうな下回生に声かけたり、先輩風吹かせてるかな(笑)。
(宮田)自分が一番楽しむつもりで、と思ってる、ベンチの時は特にそれが強いかな。もちろんPLから刺激をもらうことはたくさんあるけど、試合の時はTSからも影響を与えられると思ってる。声のトーンひとつでも変わってくると思うし、最初のフェイスオフ勝ったときとか、ショットが決まったときとかに、どれだけ嬉しさを爆発させられるかっていうのが余裕出てきた頃から自分の中でやっていることかな。後はPLと同じようにコンディションをしっかり整える(笑)。ちゃんと早く寝て、パワーを蓄えて試合に向かう。
(嘉田)めっちゃ会場に早く行くとか。何本早い電車乗るねんって思う(笑)。ほんで着いたら暇っていうね。
(宮田)逆に不安になる(笑)。
(嘉田)対PLやったら今まで話した感じやけど、今年MGリーダーになって、公式戦前にMGのグループLINEで「頑張ろうね!」って送ったり、そういった声かけをするようにはなったかな。上回生と下回生の温度差なく、全員で全力で臨めたらいいなぁと思って。
(藤田)TRもやってる。みんな緊張しちゃうし、2回生とかはベンチ経験が積めてないから失敗を恐れちゃうと思うけど、楽しんでいつも通りやったら大丈夫だよと声かけした。PLがいつも通りのプレーを発揮できるようにするのがTSだから、緊張してるPLには話しかけて、少しでも異変があったら気付けるように。
(一同)異変って(笑)。
(藤田)PLは試合になると気づかんのよ。いつも以上にPLをよく見るようにはしているかな。
ーTSから見た今年のチームは?
(宮田)28期はギラギラ!って感じの人が多いわけではないから一番上の代になってどうなるかと思ったけど、干渉し合って上手くなろうとしてていい雰囲気になってるなって感じた。あといい意味でこだわり強い人が多いな(笑)。下回生も元気にのびのびやってるし全体としていい雰囲気だと思う。
(藤田)確かにミーティングで下回生の意見聞いてもチームのこと考えてるなって思うし、4回生と下回生の温度差もなくてチームとしてまとまってると思う。自粛期間に上回生から下回生に積極的に干渉して信頼関係を築けて、28期のカラーも出た良いチームになったと思う。
(嘉田) 練習中も比較的平和よな。クロス飛んだりしないし(笑)。
(一同) (笑)
(佐藤)ラクロス半年出来んかった分みんな楽しんでるなって感じる。
(宮田)自粛明けはみんな顔キラキラさせて練習してたもんな〜。見てて嬉しかった。
(嘉田)親目線みたいになってる(笑)
(藤田)TSも人数の関係(*4)で毎日練習に参加できるわけじゃないけど、責任感もってチームに貢献する方法考えて頑張ってるなって感じる。
(嘉田)PLとTSの相乗効果でいいチームになってると思う。
(宮田)今年はチームの中でのTS組織の立ち位置が明確になって、PLにTS組織として頼ってもらえてるって感じるようになったのはめっちゃいいことだと思う。
ーTSからみた今年の注目プレーヤーは?
(嘉田)悩むなー。舞い上がっちゃうからフライング(#49 小倉拓)にするなってひかる(TR 川勝ひかる)に言われたから、言いません(笑)。
(一同) (笑)
(藤田)下回生はフェイク(#99 馬場基維)で。去年から頑張ってたけど、自粛期間で体大きくなったしチームを引っ張ろうとしてる。あと最近タメ口きくようになって生意気になってきたからその調子で頑張ってほしい(笑)。
(嘉田)私は下回生はフィーゴ(#52 立松侑悟)かな。2回生でAチーム入って周りの期待に応えようって頑張ってるし、応援してる。あと、「ピーカさん(#75 村尾尚樹)に怒られるんで。」って言ってよく荷物運んでくれる。後輩力が高いから好き(笑)。
(藤田)ピーカは全然運ばんけどな(笑)
(佐藤)私はアート(#17 酒井煕)かな。アートはチームのことめっちゃ考えてるし、強くなりたいって意志もめっちゃ感じるから期待してる。うるさいだけじゃなくていいやつだし。
(宮田)私はマサイ(#14 尼田知裕)。マサイはKULにあんまりいない赤レンジャータイプ(笑)だから新歓した時からチームに必要な人材だと思ってたし、去年怪我した時も自分のことだけじゃなくてチームに貢献しようとしてた。今や30期だけじゃなくチーム全体にいい影響与えてくれてると思うし、もっともっと中心人物になっていってくれるって期待してる。
(藤田)同期はリーガル(#74 岡田諒太郎)。1回生からずっと怪我してて、私がリハビリの担当TRはケアだったんだけど、人一倍頑張ってリハビリしながらもチームのために声出したりしてた。だから、Bキャプテン決めの時はリーガルしかいないって思ったし、実際自分から自薦してなって他のB幹部の下回生も引っ張りながら頑張ってるの見て良かったって思った。前の試合はベンチに入ったけど結局試合には出なくて、今度の試合はプレーしてるとこ見せるねって言われて泣きそうになったから楽しみにしてる。
(宮田)私も泣きそう…ごめんね間違えてビデオでおじさんって呼んじゃって。
(一同)(笑)
(佐藤)29期みんな頑張ってほしいけど、あえて挙げるならテレビ(#7 安部琢斗)。テレビもずっと怪我してて、この3年間でプレーしてるのあんまり見てないけど、それでもリハビリ頑張ってFOも頑張ってる姿みると応援したくなる。
(宮田)私はらっせん(#29 藤村泰成)かなー。普段はクレイジーだけど、いざラクロスになると人一倍いろいろ考えてるし、自粛期間中も中心となってビデ反してた。頭の回転早いからどんどん自分の意見出せるし、それがプレーにもでてるから凄いなって思う。次の試合でもいっぱい活躍してくれるの期待してます。
(嘉田)私は同期だととぅーりお(#33 田中義久)かな。重圧背負いながらもがいて頑張ってる姿見てるから、試合では思いっきり楽しんでほしいな。OFリーダーとして作り上げてきたオフェンスで、そして自分も最高に活躍してチームを勝たせて欲しい。
ー特別大会2戦目への意気込みをお願いします
(藤田) あと1ヶ月ちょっとだけど最後まで楽しむって気持ちを忘れず、ヘッドTRとしてしっかりプレーヤーに目を向けながら全員が万全の体勢で試合に臨めるように日々の練習に取り組みたいと思います。ライブ配信の時は観てくれてる保護者さんとかOBさんにしっかり伝えられるように頑張るのでよろしくお願いします!
(嘉田)例年だと引退してるような時期だけど、私たちの公式戦はまだまだこれからなので、今まで以上にスタッフ全員でより良い練習環境をつくりあげられるように、これからもMGリーダーとして頑張っていきたいと思います!
(佐藤)これまでやってきたことを全て出し切って勝利をもぎ取れるように全力で頑張ろうと思います!
(宮田) あと1ヶ月で終わっちゃうってのが感じられないくらいまだまだ上昇してる気持ちがあるので、それを組織運営とか日々の練習に注いでどんどん向上していって学生日本一って目標を周りに伝えられるように頑張りたいと思います!
-対談は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました!応援のほどよろしくお願いいたします!
(#14尼田知裕、#66熊崎瑛悠、MG川平彩寧)
以下、2020特別大会日程(11/15暫定版)です。
第2戦
11/21(土)
vs関西大学
10:00FO
第3戦
12/5(土)
vs大阪大学
9:30FO
第4戦
12/19(土)
vs関西学院大学
13:00FO
2020特別大会は無観客試合となりますが、下記の2通りで実況配信を行います。
①YouTubeでのライブ配信
京都大学男子ラクロス部のYouTubeアカウントにて試合をライブ配信いたします。下記URLより当チャンネルをご覧いただけます。この機会に是非チャンネル登録をお願いいたします!
https://www.youtube.com/channel/UCh6SFCmzHpm11KZkhz5UnZA
②player!でのテキスト配信
昨年に引き続き、player!でのテキスト実況も行う予定です。下記URLよりplayer!チームページをご覧いただけます。