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2022

22KUL Emotion #55 岡僚祐



しきりに思う。







自分は本当に試合に出ていていいのか。



勝利に貢献できているのか。



日本一を目指す集団においてふさわしいのか。











1年前。


FINAL3立命戦。




日本一に向けて負けたら終わりの戦いに備え、必死に練習するみんなをフィルホから眺めていた。






当日も遠くスタンドから先輩、同期の苦しそうな姿を見ていた。









全く貢献出来なかった。






正直、腐っていた。



上手くいかずに怪我も重ね、楽しくなかった。








だけど時間は限られている。



残り一回しか日本一を目指せるチャンスがない。





それにも関わらず、自分はリーグ戦のピッチに立つどころかベンチにすら入ったことがなかった。














「残り1年必死に頑張ろう。

それでも試合に出れなかったら、出ているメンバーを必死に応援しよう。

必死に応援しようと思えるまで死ぬ気で頑張ろう。」







そんなことを考えていた。







来年の自分の立場を想像しながらも、そんな未来が嫌で、全てを変えるつもりでいた。













そしてラストシーズン、




自分の全てを見直した。






一つ一つ、自分のできないことを無くして、できることを増やしていった。







そしたら時間はかかったけど、GW頃のトップリーグでは大事な場面でもそれなりに活躍することができた。





楽しかった。





自分はまだできるんだと気づいた。




















バカすぎる。









こんなにも短期間で成長できたのに、なぜもっと早くやらなかったのか。





もっと早く気づいていたら、去年だって少しは貢献出来たのかもしれないのに。







腐っている時間なんてなかった。




もっと成長できたのに自分で成長することを辞めていた。





後悔しても仕切れない。














リーグ戦も半分が終わり、3試合で20失点。




不甲斐ない。



申し訳ない。







去年まで試合に絡めず否めない経験の無さ。



リーグ戦という緊張感ある舞台での精神的な脆さ。



単純な実力不足。





悔しいけど自分が足を引っ張っているのは分かっている。









もっと1on1が強ければ、



後一歩足が動いていたら、



後一秒早く気づいていたら。




この3試合だけでもそう思った失点が沢山ある。









もう全学決勝まで2ヶ月しかない。




このままじゃ日本一どころか関西だって勝てない。




このまま終わるわけにはいかない。










まだまだ成長し続ける。




「今年1番成長したのは自分だ。」




そう言い切れるような活躍をする。




そして日本一に貢献する。






俺たちならやれる。



最後まで勝ち進もう。



最後まで成長し続けよう。






#55 岡僚祐




WRITER:岡僚祐
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