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2022

22KUL Emotion #6 相田春佑


3個上の兄貴



それは俺にとって、いつだって偉大な存在だった。



小学生の時に野球を始めたこと、中学受験をしたこと、京大に入学したこと、ラクロス部に入ったこと。



全て自分が選択した道だった。



でもやっぱり兄貴に負けたくない、背中を追っていきたいという気持ちが大きかったのだろう。



そんな俺が兄を越えたことがあるのだろうか。



3年離れた兄の背中はとても大きかった。



野球もそんなに上手くなかったし、京大にはぎりぎりで合格だったし、U20.21の選考には残れたけど、結局OFでは全く歯が立たずにDFで選んでもらっていた。




元から勉強が得意じゃないし、身体能力が高いわけでもない。特に取り柄のない自分は、すぐに何かを上達することができなかった。



だから俺は地道に地道にして努力してなんとかやってきた。



例え時間がかかったとしてもできるまでやり続けた。



何万回と壁打ちして、何万回とショットを打って、3年半欠かさずに筋トレした。



4回生になってようやく結果が残せるようになった。




でも足らない。リーグ戦だって全然点を取れてない。




まだまだこれから。俺はまだ成長段階。




全学決勝。そこが俺の最高到達点。




兄が成し得なかった、KULがなしえなかった悲願の学生日本一。




俺が成し遂げる。俺らが成し遂げる。




京大の6番を全国に轟かせる。




見てろ。やってやる。





2022.09.21 #6 相田春佑


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