「私がKULのMGである理由」
MGは私にとっての天職ではない
それでも私はKULの日本一にたった1度の大学生活を懸けたい
そんな矛盾した自分を心の底から認められたのは
つい最近かもしれない
MGであることにずっとずっと葛藤してきた
どんなに努力しても
フィールドに立つことはできないし
もちろん自分でゴールを決めることもできない
どんなに良い練習・試合環境を実現できたとしても
試合の結果を決めることはできないし
最後はPLを信じることしかできない
MGがいなくてもラクロスはできるし
試合に勝つこともできる
無力感に悩まされた
それまでPLの経験しかなかくとにかく負けず嫌いな私は
自分が頑張っても結果を出せないのが悔しかった
競技に直接的に関わることができないのが悔しかった
「なぜKULにいるのか」その答えが分からず悩み
また悩んでしまう自分が悔しかった
だからチームを勝たせられるPLが羨ましかった
できることならPLになりたかった
私もKULを勝たせたい
KULに必要な存在でありたい
私だからこそできることを頑張ろうと
興味があった広報活動に積極的に取り組んだ
応援はPLの力になるかもしれないし
ファンのおかげでKULは強くなるかもしれない
これは嘘じゃないと今でも信じている
でも広報を通じてもまたチームの勝利を決定づけることはできなかった
フィールド外からKULを明らかに強くすることはできなかった
またも無力感に悩まされた
それでもKULのMGであることにこだわった
自分のあり方の正解が分からなくなっても
周りから何度らしくないと言われても
KULのMGであり続けたいと思った
何度も悩んできたが今は自信を持っていえる
「なぜKULのMGであるのか」
その答えは単純だ
「KULで日本一を達成したいから」
「KULで日本一をとること」へのこだわりは
この4年間のなによりの原動力であり
その思いは年々強くなっている
「日本一」への憧れから直感的に入部を決意した19KUL
強い先輩方の存在がKULの可能性を信じさせてくれた
苦しい時期も「日本一」その言葉だけが支えになった20KUL
信じられないくらい熱い先輩と共に頑張れる同期がいるKULだからこそ諦めず走り抜けられた
現実が甘くないことを知り「日本一」の厳しさを突きつけられた21KUL
負けるはずないと信じていたKULは、またしても関西の壁を破ることができなかった
そして22KUL
もう「日本一」をとるしかない
かっこいい先輩方が導いてくださった大好きなKULで
最高のチームメイトと日本一を掴みとる
今年こそ駒沢の舞台で喜びの涙を流す
そのためにこの4年間があるはずだ
そう信じて疑わない
もしかしたらMGである必要はないかもしれない
ただどうしても大好きなKULで日本一をとりたい
どうしてもKULの一員として大好きなみんなと日本一を心の底から喜びたい
だからこそこれまでMGとしてKULに懸けてきたし
残されたわずかな時間もKULのためにみんなと一緒に頑張りたい
PLにラクロスだけに集中してもらうこと
ラクロスをするための最高の環境をつくること
TS含め全員が自分らしく輝くサポートをすること
ファンに応援されるKULをつくること
なにをやるかはこの際どうでもいい
ただKULにプラスをもたらし続けたい
小さなことの積み重ねしかでいないけど
自分のできる限りのことに全力で向き合い続けたい
この4年支え合ってきた最高の仲間と
心残りなく走り続けたい
大好きなKULが日本一になる瞬間まで
ここまで3勝1敗
日本一を目指す私たちにとって現実は決して甘くはない
でもやるしかない
大好きなKULの歴史に
私たちの手で日本一を刻もう
Go for our pride