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2022

22KUL Emotion #98 道浦真明


つくづく思う

自分は本当に運が良い



これまで多くの選択をし、人に恵まれ、今KULでこうしてラクロスができている


そのどれか一つでも違っていたら今の自分はないと思うと、ゾッとする


この運は本当に偶然であり、幸せなことだと思う




勝負は時の運なんて言葉があるように、

勝負の世界にも運というものは存在する


勝負の場に立つ人間が、練習を積んできたのも勝ちたいと思ってるのも当然のことで、それでも必ずどちらかは負ける

練習の量や質に差があったとしても、その差がそのまま勝敗を分けるわけではない

それまで何度勝ってきたとしても、それが次の勝利の保証にはならない

そもそも、練習を積んだとしても、勝負の場に立つことすら叶わなくなることもある


運とかいう理不尽であやふやなものが存在して、練習するのが割に合わないようにも思える



では、なぜ練習するのか






いや、だからこそ練習するのだと思う


この運を偶然ではなく確固たるものに、自分のものにするために


勝ったとしても驕らず運が良かっただけと思えるように

負けたとしても翳りなく運が悪かっただけと思えるように

いつ終わってもいいと思っていられるように


その過程こそが勝負の醍醐味であり、自分にとっての財産となり、味わう勝敗を格別なものにしてくれるのだと思う






さて、運良くKULでラクロスができるのも残り僅か


ここから先は負けたら終わり


純粋な勝負の世界





気負いすぎることはない、いつも通り


負けていい勝負なんて、これまでただの一度もなかった


費やしてきた時間が、体に染み付いた感覚が、自分のせいで負けた悔しさが、確かに自分の中で今を支えている



確固たる運でもって、勝ちに行く




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