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2025

25KUL Emotion #98 永井椋也


平素よりKULへの多大なるご支援とご声援誠にありがとうございます。皆様の応援の声が日々僕たちを動かす原動力になっています。

これからも厳しい戦いが続いて参りますが、今後とも変わらぬご支援とご声援のほどよろしくお願いいたします。


また、今年は初の試みとしてクラウドファンディングを行いましたが、皆様のご支援のおかげで無事目標金額を達成することが出来ました、本当にありがとうございました。


拙い文章ですが、自分の今の思いをそのまま書くので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。



「存在意義」



この言葉をずっと考えながらここまで走り抜けて来た。



自分がどれだけスポーツで活躍できるのかという興味、そしてかっこいい30期のような人間になりたいという理由で入部した1年生。ある程度思いどおりに行き、試合にも出れて、楽しい1年だった。ウィンターも4位で満足する結果ではなかったが、自分が戦力になってると感じ、挫折も特にない1年だった。



2年生の頃はチームの人数が少なく、Aの練習に入れてもらうこともあったが、腰の痛みで抜けてるうちにレオとたけに差をつけられ、そこからAに上がることはほとんどなかった。


Bの人数はとても少なく試合もあまりなく、

戦術の裏でひたすらキープ練などをやっていた。


当時の自分は本当に未熟で、同期が試合に出て色々な苦難も感じながら成長しているのに、自分はただ悔しさに呑まれて、他の部分でチームに貢献しようなんて一切考えず、チームでの存在意義なんてものは全く感じておらず、先輩にはこの上なく失礼だが早くシーズンが終わってしまえとまで思っていた。


ただ自分がAに上がることしか考えておらず、ひたすらアピールしてはAB分けでAに上がれず不貞腐れての繰り返しだった。


チームを意識したことで唯一覚えているのは開幕戦でKGに大敗し、明らかに元気の無いAの練習の横で、Bのメンバーで大声で四股を踏んだことくらいだ。

たった1試合負けたくらいででしおらしくなってるんじゃねえ、早く俺をAで使ってくれって思いでいっぱいだったのを覚えている。


当時毎日のように練習に来てくださったアニキさんとけつばんさん、ヘッセさん、ブルさんには本当に感謝しています。

不貞腐れた態度で、生意気で、本当にご迷惑をおかけしました。

馬場さんも何度も面談して頂き、何度もチャンスをくださりありがとうございました、話す度にモチベーションが上がり心の支えになってました。


もりんちゅさん、小畑さん、ごうさんも苦しいシーズン中にも関わらず、何度も僕に声をかけて励ましてくださり、本当にありがとうございました。

あの時のKULがあるから今があるのだと実感しています。



悔しさをバネに変えて臨んだ次の年はいちばん成長することができた。


学年が上がり3年生の初め、主将のとりさんとの面談でロンミ1枚目になることを約束し、目標ミーティングで宣言したのを覚えている。


初めの方はBで、関東遠征、モデゲも全くAに入れずに終わったが、なんとかリーグ戦ではAに入り、開幕戦では逆転負けしたもののそこそこ活躍できたし、第二戦ではスタメンになれた。


開幕戦を期にチームのことを考えるようになったし、自分がもっと上手くならないといけないことを痛感した。


ただその後の阪大戦に向けた練習中に右手親指を骨折し、大事な試合である阪大、KG、神戸戦には出れなかった。


出れなかったものの、自分なりにチームの中での存在意義を考えスカウティングをひたすら頭に入れて、ベンチに入れてもらい、三戦を一緒に戦ったが、神戸戦の負けでFinal進出が不可能になり、32期の引退が近いことを実感し、もっと普段の練習から皆で危機感を共有できていれば、もっとスカウティングを練習に反映させていれば何かが変わっていたのかもしれないと強く後悔した。


自分がもっと強くならなければならない、怪我などしてる場合じゃない、全員が自分の存在意義を自覚しチームを自分事に捉えられるチームにならないと

と思い、覚悟を決め、きーちさんに主将をやると初めて言葉にしたのを覚えている。


その後大経戦で怪我から復帰し、チームも勝つことができ、リーグ4位でシーズンが終わった。


このチームで来年こそ日本一を取りたい、と主語がチームになった1年だった。



そして4年生になった。


全員が自分の存在意義を自覚し、チームを自分事にとらえ行動に移すことが出来るようになることが、関東の強豪に比べて運動神経も劣っていてかつ周りにチーム数が少ない俺たちが学生日本一になる1番の方法だと思った。だから、チームメイト全員に寄り添いそんなチームを共に作っていきたいと考え、主将に、

今まで足りていなかったGBのレベルをあげて学生日本一に貢献したいと思い、新しく作ったGBリーダーに立候補した。


組織目標は「愛し、愛されるチーム」


もっと分かりやすくすれば良かったとも思ったが、この1年間幹部の協力を得て、4回も面談をしたり、目標ミーティングを行ったりした。


面談では、愛し、愛されるチームになるために自分が出来ることは何かを共に考え、行動し、次の面談で反省するというサイクルを作った。


面談を通して自分のやるべきことを自覚し、実際に行動に移してくれる人が多く、その度にやっていることは間違っていないと自信になった。


ただ、主将として1番必要な実力が全く伴っておらず、常に焦ってばかりいた。


チームメイトに1番干渉せねばならない自分が、リーグ戦が近づくにつれ自分のことで精一杯になってしまっていた。


チームで決めたヘルメットを綺麗に並べる、荷物を綺麗に並べるということにもっと厳しくこだわるべきだったし、メニュー間のダッシュはいつの間にか自分の中でも薄れかけていた。


それでもチームは順調に勝っていって、関東遠征で早稲田、明学にも勝つことが出来た。

チームとしては今までにない快挙でとても嬉しかったが、本当に自分のやっていることに意味があるのかという思いが心の中にずっと残っていた。


きっとそんな思いも自分がもっと強くなって圧倒的な存在になれば解決するだろうとあまり気にすることなく、自分にばかりリソースを割いていた。




それが本当に良くなかった。




4月終盤のモデルゲームで少し満足のいく活躍ができ、トップリーグ決勝に向け調子をあげていた時、また怪我をした。


前十字靭帯損傷だった。


当初はこんなのすぐ慣れてできるようになると思ってたし、チームもトップリーグで優勝できたから前向きな気持ちでリハビリに励み、1ヶ月後には動けるようになっていた。


ただ、どうにも出力が出ない、動く度に膝がグラつく。七帝戦はなんとか少し試合に出れたが、その次の練習で再び捻り、医者には手術をしないままやるならもう全力でプレーはできないだろうとも言われた。








目の前が真っ暗になった。









この時は自分の存在意義を見失っていた気がする。

今までチームのことより自分の事ばかり考えていたツケが回ってきた。


ただ、リーグ戦もすぐそこに迫っていて間に合わせないといけなかったから落ち込んでいる暇もなかった。


常に前を向き続けてチームを引っ張っている同期


自分が抜けた穴を埋めてくれたカンテとゴン


いつも言葉で励ましてくれた末武


怪我しまくって何回も迷惑かけているのに、最善の方法を考えて提示してくれる後藤田、中村先生


復帰してB練に行くたびに暖かく迎えてくれるBのみんな


自分のことをいつでも受け止めてくれて、全力で向き合ってくれる両親


諦める理由なんてどこにもなかった。

再び全部やる覚悟を決めた。


リーグ戦が開幕してからも自分は特に何も上手くいってないし、何回も膝を捻って気分が落ちることはあるが、もう同じ失敗はしない。





自分の存在意義はチームメイト一人一人に全力で向き合い共に日本一まで走り抜けることだと信じて、本気でチームと自分に向き合ってきた。





そして、やっとこの2年間たどり着けなかった舞台まで来ることが出来た。





少し前の自分ならみんなのおかげで自分なんて何もしていないと言っていたと思う。





今は自信を持って一緒にここまで戦ってきたと言える。





学生日本一まであと4勝。





やることは変わらない、俺らの強みを本番で出すための準備を全員が全身全霊でやるだけ。

そして本番でそれを爆発させるだけ。





今の25KULで誰も見たことのない最高の景色を見に行こう。





俺らなら絶対できる。


Fight on



最後にお世話になった方々に感謝を述べさせてください。 



キョロさん

去年1年間キョロさんの元でプレーできて本当に嬉しかったです。途中から離脱してしまい本当に悔しくて、今年こそ98番を日本一輝かせようと思っていたのですがまた苦戦しています。まだ全然やれるので期待していてください。これからも応援よろしくお願いします。


小畑さん

2年生の頃から可愛がってくださり本当にありがとうございました。自分以上に逆境だらけだったのに最後まで走り抜いた小畑さんを思い出しては勇気づけられていました。来年からは吉田キャンパスになっちゃうので今年中にまた飯連れてってください。


やすしさん

3年間で1番お世話になりました。今でもたくさん練習に来てくださったり、ちょくちょく銭湯で色々話聞いてくださったり、本当にありがとうございます。

やすしさんは先輩ですが、ライバルだとも思ってるのでこれからもお互い高めあっていきましょう。

これからもよろしくお願いします。


コーチさん

選手以上にOFに干渉してくださっているまっこりさん、けいごろさん。


遠方から練習に来てくださってFOを強くし、全員に熱い気持ちをぶつけてくれる東條さん。


熱い闘志でFOだけでなくGBにも干渉してくださるなだるさん。


ゴーリー陣にたくさん干渉してたくましく育ててくださった吉田さん。


オンラインで的確なアドバイスや新しい知識を教えてくださる馬場さん。


ゲームメイクでチームをここまで連れてきてくださったフィーゴさん


本当にありがとうございます。

これからも学生日本一まで共に戦いましょう。


西尾さん、ずしさん

リーダーとしてどうあるべきかだったり、自分の悩みだったり、的確なアドバイスをくださり本当にありがとうございました。

僕たちがやってきたことを試合で体現するので是非試合を見に来てください!


ERPの中村先生

3年生の頃から何度もお世話になりました。

必ずグラウンドに立って勝利を届けます。

これからもよろしくお願いします!


33期へ


大仏

1年間OFをまとめあげてくれてありがとう。

OFだけでなく色んな部分にまで干渉してくれて本当に感謝しています。

絶対日本一とろう。


たけ

3年の頃から怪我ばっかで1番迷惑かけたと思う、ごめん。

途中からたけがロングとクリライ仕切ることになってむちゃ大変だったと思うけど、その姿を見て刺激になってました。

絶対日本一とろう、必ず復帰するから待ってて。


たくや

お互い研究室しんどいけど、ここまでやってきた俺たちならやれる、試合で後ろにたくやがおると安心する、絶対日本一とろう。


ニック

頑固で意思の強いニック、その強い意志でこの1年DMF陣に沢山干渉してくれてありがとう。

みんな頼もしいDMFになったと思う。

絶対日本一とろう。


兼氏

今年で知り合ってから10年経つけど特別仲良い訳じゃなく、普通に仲良い関係が続いているね笑

兼氏は昔から物事を誰よりも完璧にやろうとして、そして実際にやってのけるところはむちゃ尊敬してます。

OMFに毎週プレー送らせてフィードバックしてるって聞いた時はすげえって思った、これからもむちゃ頼りにしてる、絶対日本一とろう。


赤松

Emotionでも言ってたけど俺も赤松がおったから折れずにここまでやれた、幹部で俺と兼氏では足りない部分を補ってくれて本当にありがとう。

お互いしんどい部分はあると思うけど、俺らならやれる、絶対日本一とろう。


なまし

役職を持ってる33期が多い中、自分の中で役割を認識して行動に移してくれてる姿はむちゃ頼もしいです。あと俺が復帰後いいプレーする度に沸いてくれるの結構嬉しいです、ありがとう。

絶対日本一とろう。


安藤

FOをやってくれて本当にありがとう、自分が途中で投げ出してしまったことでもあったから安藤がやるって決めた時は本当に嬉しかった。

ウィングで一緒にプレーできるまで待ってて、絶対日本一とろう。


レオ

同期ロングで1番前を走ってきた君のことをとても尊敬してます。特に立命戦で逆転されそうになってるのに冷静にオーバーヘッド決めた時は嫉妬より尊敬が勝ちました。

2年もDFリーダーを務めてくれてありがとう、必ず復帰して試合に出るから待ってて

絶対日本一とろう。


岸本

同期で唯一Bで本当に大変だったと思うけど、Bキャップを務めあげてくれて本当にありがとう。

Bに行くたびに岸本を慕う声が多くて、同じキャプテンとして尊敬してます。

絶対日本一とろう。


せっさん

2年生からリーダー職に就いて、それを立派にやり遂げて来たのをすごい尊敬してるし、学年が上がる度に責任領域を増やして行く姿がかっこいいと思ってます。

これからもよろしく、絶対日本一とろう。


後藤田

まずはここまで何回も怪我してすまん、それでもずっと前向きな言葉をかけ続けて対策を考えてくれてありがとう。何回でも復活して必ずピッチでプレーするから待ってて、絶対日本一とろう。


あやり

同期マネージャーがおらんくてずっと大変だったのにそれを見せることなく、主務としてチームを引っ張ってきてくれてありがとう、むちゃくちゃ頼りにしてます。

最後まで走り抜いて絶対日本一とろう。


34期へ

ここまで33期について来てくれて、本当にありがとう。君たちがいなければ絶対ここまで来れなかった。同期のように全員信頼してるので、これからも頼りにしてる、絶対日本一とろう。


35期へ

今年の初めはほとんどみんなBで、静かに練習してて大丈夫かなって思ってたけど、今は自分のやるべき事をちゃんとやろうとしてる人が多くなって、元気に練習してるのを見ると成長を感じてます。

試合に出る人はミスなんて気にせず思いっきりやりたいことやってくれ、応援メンバーの声も本当に頼りになってる。

絶対日本一とろう。


36期へ

数ある団体からKULを選んでくれてありがとう。

来年からはバリバリ試合に出て、KULを盛り上げていってくれ、応援も本当に頼りになってる。

ウィンターは優勝して、絶対日本一とろう。


家族へ

ここまで本当に心配をかけました。

相談する度に寄り添ってくれて、何度も何度も自分を励まして送り出してくれた母。

主に金銭的な援助でラクロスをするのに何不自由ない環境を用意してくれた父。

別の環境でもがきながら色々な挑戦をしている弟。

俺たちは絶対日本一をとるからそこまで見に来てください、これからもよろしくお願いします。


ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

まだ僕たちの戦いは続きます。今後ともご支援とご声援のほどよろしくお願いいたします。


2025/10/31 #98 永井椋也


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