
なぜKULにいるのか。
つらいときもあったけれど、自分の頑張りがいつか意味を持つ時が来るんだと、そう信じてここまでやってきた。
振り返ると思い通りにいかないことも多かった。
1回生の春に、KULに一瞬で心を奪われた。何かに熱中できる環境がここにはある、そう思って入部を決めた。入部してからは、ラクロスの実力は同期の中でも下の方。けれど、そんな壁に立ち向かってこそだと自分を奮い立たせて頑張った。
バイト中は、明日の練習で何するか、どうやったら活躍できるかな、なんてことを考えて、バイト終わりには考えたことをいっぱいメモした。自分が上手くいったプレーは、そのプレーで盛り上がるみんなの声まで画面収録して、暇さえあれば何度も何度も見返した。
先輩やコーチのちょっとした発言
「めちゃくちゃ上手い」「むじゃにはセンスあるよ」「来年はAでしょ」
そんな言葉を自分の胸の中で大切にしておいた。
一瞬だったけど、Aの練習に呼ばれた時は、自分が認めてもらえている感覚だったし、Bリーグでも得点できるようになって、自分の武器を見つけられた気がした。練習に向かう足が重い日が大半だったけど、そんな日々を悪くはないなと思っていたし、頑張れば自分もリーグ戦に出られる選手になれると、そう感じていた。2回生まではそんな充実感があった。
だけど自分がそんな選手になるにはとにかく弱かった。弱すぎた。
3回生になってA'で迎えたシーズン。
レベルについていけず、何もできずにミスする毎日。
怒られることが怖くなって、消極的なプレーばかり。
練習終わりには、今日はミスがあまりなくてよかったと胸を撫で下ろすような日々。
ラクロスが楽しくなかった。
別にこの時に始まったことじゃない。
振り返ってみれば1回生の頃から、苦手だった対人メニューは積極的に後ろに並んでいたし、戦術や試合は目立たないような無難なプレー選択ばかりした。
味方の活躍やチームの勝敗なんかよりも自分がどう見られているかばっかり気にしてた。
どれもこれも全部自分の保身のため。
自分の悪い癖で、弱すぎる部分だった。
Aでの練習も人数合わせでいるだけのような感覚になって、練習動画もほとんど見返さなくなった。
あの時期待してくださった方々には本当に申し訳ないと思っています。
シーズンが本格化する前にBチームに落ちた。悔しい反面、どこかホッとしたような気持ちがあって、そんな自分が本当に本当に大嫌いだった。
なんのためにKULにいて、なんのためにラクロスをしているのだろう。
そんな日々を過ごして、引退した時に自分には何が残るのだろう。
このままではいけない、そう思って自分を変えたかった。
それからリーグ戦が本格化して、試合で活躍する同期がとにかく眩しくて、劣等感を抱く日々だった。
だけどいつかAチームで活躍する自分を夢見て、眩しい同期に追いつきたくて、そして弱い自分を変えたくて、遅いのは分かっているけど日々の練習から変えようとした。
あれから俺はどれくらい変われただろう。
4回生になって、上手い後輩にたくさん抜かされて、序列は毎週のように下がって、気づけばBチーム。
最近まで次元の低いところにいた自分にとっては当然のことだった。
このままだと、自分がいてもいなくてもKULという団体は何も違わないんじゃないか。そう思うととても悔しかった。
これまで頑張ってきた過去を肯定したくて手を挙げたBcapという役職。ありがたいことに信任してもらった。
Bcapになって早くも5ヶ月。
あれから毎日がとても楽しい。あのときBcapに自薦したのは正解だったと心から思う。
Bチームのみんな、ここまでついてきてくれて本当にありがとう。みんなのおかげで毎日の練習がとても楽しいです。
時々顔を出す自分の弱い部分、Bcapを務めるには未熟な部分がまだまだたくさんあるけれど、
それでも自分を信じてついてきてくれたみんなには感謝しかないです。本当にありがとう。
泣いても笑ってもラストイヤーの9月。どんなに長くても引退まで数ヶ月しかない。
自分がここまで頑張ってきた日々。
それを全部意味のあるものにしたい。
あのとき頑張って良かった、そう思いたい。
だから勝ちたい。とにかく勝ちたい。
自分のことばかり考えていたあの頃とは違う。
味方の得点、PD、セーブ、全部が嬉しい。
このチームには熱量と行動力たっぷりの頼りがいのありすぎる同期もいるし、
戦術やセットプレーを真剣に考えてくれる後輩、
厳しいことを言われてもめげずについてきて、チームを明るくしてくれる後輩がいる。
このチームで勝ちたい。
このチームでいけるところまでいきたい。
そして何よりも、あの頃の弱かった自分とは違うんだと証明してやりたい。
消極的なプレーなんか絶対にしない。
俺が試合を決める。俺が担ってみせる。
準決勝まであと1ヶ月。
みんなで最高の景色を見に行こう。
最後に、
両親へ
突然ラクロスを始めるって言って驚いたと思うけど、なんとかここまでやってこれました。大学入ってからも色々な面で迷惑をかけたと思うけど、ここまで支えてくれて本当にありがとう。最後までやり切るから、試合の配信は絶対に見てね!
2026/9/5 #22 米澤駿英

