平凡
自分のスポーツ人生を振り返るとその言葉が一番似合うと思う。
小中高の野球ではいつも自分より経験も技術もある仲間たちに頼り、最後には圧倒的な力を前に敗北。
そんな日々を過ごしてきた自分にとって、全員のスタートが同じで、日本一を目指せるラクロスは魅力的だった。
Fr時代は今考えると舐めていたが、厳しく温かいFrCの元で楽しくラクロスができて、ウィンターで負けた後も上回で絶対にやり返してやると言う気持ちを持てて次に繋げることができた。
2回生が一番苦しかった。初めからAの練習に入れてはもらったが、明らかに実力が追いついていない。ビデハンは毎回51の名前が書かれ、ワンワンはロングとは思えない負け方をして終わる日々。ベッドの上で自分の練習動画を見るたびに体調を崩して、現実逃避でジムとのうじーに行っても一向に上達しない。
リーグ戦も全く戦力にならず、怪我が重なり唯一出たKG戦も、少ない出番で失点してチームに迷惑をかける有様。大丈夫と声をかけてくれたナダルさんの顔を見て、情けなくて消えてしまいたいと思うほどだった。
そうして24シーズンが終わり、25シーズンが始まっても状況は変わらなかった。来年は絶対に試合に出ると意気込んでやっていても、何もうまくいかない。同期にどんどん置いていかれ、焦れば焦るほど苛立ちと不安が募っていく。そうしているうちにshtdf転向を提案され、今だから言うけど逃げるようにしてshtdfになった。
これが結構転機だった。新しいポジションをやることでLGの頃に背負っていた謎の責任感というか、気負いが無くなって素直に色々吸収できたし、それまでのLG生活に比べて明らかに順調なラクロスライフを送りはじめた。
3回生のシーズンは楽しかった。
チームはどんどん勝ち続けて、頼りになる4回生の元、自分ものびのびとラクロスに打ち込むことができた。リーグ戦も楽な道では決してなかったが1位通過できて、ファイナルでは阪大に逆転勝ち。このまま早稲田に春のリベンジをして初の学生日本一を取ると本気で思っていた。
2025年11月15日
自分のラクロス人生を語る上で絶対に外せない1日。
25KULが全学一回戦で岡山大学に負けた日。
悪夢だった。
3点リードしている2Q、自分のクリアミスからワンワン負けて1点取られ、そこから流れを掴みきれず4-5で敗北。
自分の人生至上一番泣いたし、昔っからやらかし癖のある自分でも一番のやらかしと言えると思う。後から考えれば当日のコンディショニングも甘かったし、それまでにクリアの練習を後回しにしていたことも踏まえると当然の結果だった。
次の日、朝から菩薩とスクワットしながら、レオさんたけさんに並ぶようなロングになろうと決めた。shtdfになろうかとも考えたけど、ルキア以外に頼りになる4回生のボトムがいなきゃならないと考えて、ロングになることを決意した。
それからはキツイながらも楽しかった。そもそもレオさんたけさんを念頭に置いているからキツイのは当たり前だけど、思うように1on1もGBもオフボールもできない自分に段々と絶望していった。でも、役職に就いていない分自分は他の奴らより絶対楽だったし、ラクロス自体に打ち込むことはできてそれなりには上達していって、試合で活躍することも増えていった。
でも、徐々にその絶望が形になっていった。練習の1on1の負けの回数が増え、試合で活躍する機会も減り、大事な場面ではルキアとカンテに任せることが多くなった。極めつけは七帝戦の決勝東大戦。自分の1on1で2失点をして、チームを負けさせてしまった。
負けた瞬間に岡大戦の気持ちがフラッシュバックしてきた。このままではまずい、また自分のせいでチームが負ける。と思うと怖くなり、何か変えなければと言う焦燥感に駆られた。
そして、開幕戦の2週間前の練習で右手の骨を折ってしまった。
あぁまたか。また自分は大事なとこで人に任せてしまうのか。何より、4年間一緒にラクロスしてきた34期とリーグ戦の舞台に立てないのか、と考えると情けなくて、辛くて、言葉では言い表せないほどの絶望だった。
自分が絶望してる間もリーグ戦は進んでいき、チームは開幕戦には勝利したものの、神戸戦、KG戦で勝利を掴めず、自分が復帰した時には負けたら終わりの試合が続くことになっていた。
自分としては怪我で抜けている間精一杯チームに貢献できることをしたつもりだが、そんなのはもう遅い。神戸戦、KG戦で、LGの人数が足りずしんどそうな同期、後輩をスタンドから見て、こんなところに突っ立っている自分に絶望して吐きそうだった。
ありがたいことに、自分が復帰した時点でまだチームを巻き返せる位置にみんなが残してくれた。今度は自分が、みんなにお返しする番だ。
そんな意気込みで臨んだ同志社戦。2-4で敗北。ルキアが10PDぐらいして、カンテが点を取る中、自分は0PD0GB。最後まで何をしていたんだという、自分への失望でいっぱいだった。
これで自分のスポーツ人生は終わり。泣き崩れるみんなを見て涙は出てきたけど、自分は同じように泣いていい人間ではない。そんな思いに押しつぶされそうだった。
以上。自分のラクロス人生でした。
みんなにはこんな人生歩まないで欲しい。
平凡なプレイヤーで終わらないための一番の方法は、結局当事者意識を持つことしかないと思う。常に自分がチームの一員であると意識した行動をとっていくことで、大事な時にチームを変えられる、試合の流れを決められる選手になる。
練習中の6on6で俺が決めてチームを勝たせると言う気持ちを持ってプレーできるかどうか、
俺が落としてクリア上げ切るという気持ちをもってプレーし続けれるかどうか、
後あんま自分が関わってないから偉そうには言えないけど、多分TS組織とかもそう。
自分はその意識を4回生になって少しずつ自覚するようになって明らかに試合のパフォーマンスが昔より向上したし、右手を怪我したタイミングで奥手になってしまい、最後の大事な場面で流れを変えられる選手になれなかったなという後悔が残っている。
こんなこと多分みんなわかっていると思うけど、これを継続するのって本当に難しいし苦しい。特にリーダー以外の人、実力的にチームに何も貢献してないやん自分って思う人(特に下回生)であればあるほどこういう意識を持ち続けるのは難しいと思う。
じゃあ何をしたらいいのか。例えば、戦術で自分からアクションを起こす、1回の1on1のGB、クリア、ライドをやりきる、メニュー間を走る、インスタで毎日の自主練を発信する、などなど何でも。そういった一つ一つの行動を、自分がチームを勝たせるという強い気持ちを持って積み重ねることが、段々とチームを担う存在になることに繋がる。そして、そういう行動が試合での積極的な姿勢、ひいてはチームを救う存在ってのに繋がると思う。
自分はそれが下回生の頃特にできなかった。確かに、忙しかったり、辛かったり、実力が伴わなかったり、そんな中でこういう意識を持ち続けてプレーするのは本当にしんどい。それでもみんなには頑張ってほしい。できなかった自分が偉そうに言えることではないけど、同じような後悔はしてほしいない。
まぁそういう時のモチベの一つとして、僕のブログとか読んでこうはならんとこって思いながらラクロスしてくれたら嬉しいです。
最後に感謝の言葉だけ
同期へ
本当に4年間ありがとう。怪我して外からチーム見てた時に改めてかっこ良いし頼もしいなって思ってた。みんなのブログとか引退投稿が辛かったって言葉で溢れてて、なんでこんな頑張ってる奴らが報われないんやって悲しくなった。まじで楽しかったし、これからも遊ぼう。
後輩へ
まじでおもろくて楽しい奴らでした。頼りない先輩で、リーグ戦期間とか後輩に頼ってしまう場面があってすまんかった。特にミンゴカズは、ルキアのDFのレベルについていってたのほんまにすごいと思う。みんな来年すごく楽しみにしてます。
マッコリさんへ
51番を引き継いでおいて情けない4年間で申し訳無かったです。コーチの間ずっと気にかけてくださって、社会人になってからもずっと応援に来てくださって、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
家族へ
本当に毎試合応援に来てくれてありがとう。毎回ご飯とか買い物とか連れていってくれたりして、本当に自分は幸せ者でした。もっと成長した姿を見せたかったけど、叶わなくて申し訳ない。
めちゃくちゃ暗いブログ書いちゃったけど、実際はずっと楽しくて、たくさんのいい人に囲まれて、平凡ながら最高の4年間でした。
2026/11/7 #51 小河恒士

