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先日京都大学国際科学イノベーション棟にて納会が開かれ、18KULの活動報告や19KUL HC(ヘッドコーチ)や主将からの挨拶が行われました。
多くのOBOGの皆様や保護者の方にもお越し頂き、改めて多くの方々に支えられていることを実感し、非常に有意義な会となりました。今後とも、お変わりのない応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
以下に、本年度HC田口と主将椎橋の挨拶を掲載させて頂きます。
【HC 田口凌 挨拶】
今年度19KULでHCを務めさせていただく25期の田口です。
まずはじめに、今年も非常にたくさんのOB・保護者の皆様にお集まりいただき、そしてこのような時間を設けていただき、誠にありがとうございます。今年、自分が経験することのできなかった1部リーグでHCを務め、このような場で挨拶させていただけることを大変光栄に思います。
私が今日、HC挨拶として特に現役のみんなに1番伝えたいのは「今年、チームは変わらなければならない」ということです。昨年は、5年振りの1部リーグ復帰後即関西優勝という、確かに輝かしい成績を残しましたが、一方で早稲田に対し、2-16での大敗を喫しました。
半年前のあの屈辱的な気持ちをみんなはもう忘れてしまいましたか?僕は観客席から応援しているだけで推測するしかできず、そのときのみんなの気持ちはわかりませんが、きっと大きな絶望感を感じていたと思います。日本一になるためには何が足りなかったのか。自分たちはどこで早稲田慶應東大、あるいはFALCONSに勝つことができるのか。それは僕も、そしてここにいる誰もわかっていません。ここまで、偉大な先輩方がその問いに対して、毎年全力を尽くし、勝つためにいろんなベクトルから挑戦してきました。しかし、その偉大な先輩をもってすら26年間、1度たりとも関東には勝てていない現状があります。
では、どうすればいいのか。その答えは、僕は「すべて壊すこと」ではないかと思います。今年、27期は長い年末mtgを経て、チーム体制を大きく変えました。幹部体制を変え、戦術リーダーとポジリーダーに役割を分散させました。また、コーチ体制も既存のABCコーチから、戦術コーチ、技術コーチと体制を変えました。これらは、既存のものを壊すという点では、非常にいい着眼点だと思います。
しかし、みんなは「形」を変えただけで満足していませんか?その「本質」を壊さなければ意味のあるモノにはならず、去年と同じ、あるいはそれすら届かない結果になると僕は考えています。これから、シーズンが深まって行くにつれて、みんなは初心を忘れ、無意識のうちに従来のやり方と同じような反省を出す事になると思います。もしかしたら、僕もそうなるかもしれません。しかし、そんなときには「自分たちは何を変えるのか」と問いただし、変化についてみんなが考えた日々を思い出して、毎日の練習に取り組んで欲しいと思います。
君たちが京大ラクロス部にある既存の概念を壊し、誰にもわからなかった何かを変えたとき、必ず日本一を達成できると、また君たちにはそのような無限のポテンシャルが秘められていると僕は思います。ぜひ、京大ラクロス部の抱える26年間の困難を打ち砕き、僕を京大初の日本一を達成した伝説のコーチにしてください。
最後になりますが、こうして僕たち学生が毎日部活を楽しむことができているのは、ひとえにOB・OG、そして保護者の皆様の支えあってのことだと思います。全部員を代表して感謝を述べさせていただきます。本当にありがとうございます。これからも変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願いします。皆様の応援が現役のエネルギーになり目で見える形できっと恩返しができると思います。
つたない挨拶になりましたが、以上でHC挨拶とさせていただきます。
【主将 椎橋広貴 挨拶】
本年度主将を務めさせて頂きます、椎橋です。本日はこのような場を設けてくださりありがとうございます。KUL30周年という記念すべき年に、19KULの主将としてご挨拶させて頂けることを大変光栄に思い、日頃チームで支えてくれているチームメイト、OBOGの皆様、保護者の皆様をはじめとしたご支援頂いている皆様にこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。先程のOB戦、納会、その後の懇親会などの場を通して、日頃プレーしている現役と、OBOGさん、保護者の皆様との距離がこれまで以上に近づくことで、より良いチームになれればと考えております。
Aチームは4回生の27期、3回生の28期中心にアグレッシブなプレーが目立ち、良い結果に繋がったと思っております。Bチームは勝つことができませんでしたが、OBさんの高いレベルのプレーを見て良い刺激になったのではないかと思います。
さて、本日のこの機会をお借りして、僕からは今年のチームについて話させて頂きたいと思います。
今年のチームの理念は昨年同様、"自己の研鑽 感動の創造"としました。HPやSNSをご覧になられた方はご存知かと思いますが、今年は理念をより具体的な言葉で表すことで各部員がより意識しやすく、外部にもわかりやすく発信できるような形を目指しています。
まず、共通の価値観として、挑戦、成長、感謝を設けました。
"挑戦"
枠にとらわれず、学生の可能性を追求する。
主体的に思考、行動することを重んじ、常に高みを目指す。
"成長"
個々人と、学生主体の組織としてのチームが互いに影響し合い、成長へ向かうことを目指す。
"感謝"
チームの仲間と応援してくださる方々への感謝を体現する。
これらの価値観のもとに、我々が達成するべきミッションとして、
「個人としてもチームとしても成長し、周りの人々から愛されるチームとなり、ラクロスを通じて感動を生み出し、分かち合う。」
を定めました。
これらを達成することが、理念を達成すること、すなわち僕らの目指すべきKULだと定めました。
次に、理念達成に向けて、19KULのチーム目標として学生日本一を掲げました。関西ラクロス界で未だ日本一になったチームはなく、また昨年全学決勝の舞台で敗れ、現役一同、本当に遠い目標であると実感しております。しかし、その目標を達成してこそより大きな感動を生み出せると考えています。
今年、学生日本一というKUL悲願の目標を達成するため、スローガンに"Run"を掲げました。個々人が日本一に向けてRunし、それによりチーム全体が日本一に向かいたいという思いが込められています。また試合中や練習中にしんどい場面でも、走り抜けられるように、意識しやすいスローガンではないかなと思っています。
そんな今年のチームですが、例年よりも基礎にフォーカスして練習を行っています。特に個々人のアジリティ、例えばOFであればまず1on1で抜くこと、DFであればまずは1on1でステップついていくこと。そのような基礎の上で今日の試合のように、OFは積極的にゴールを狙う、DFは積極的にボールを奪いにいくというラクロスを、このシーズンを通して目指していこうと思っています。また、そういったラクロスでリーグ戦を制し、必ずや全学優勝を果たしたいと思っております。
また、先程KUL30周年という話をしましたが、今年ユニフォームのデザインを新しくすることになりました。それにあたり、OB会計の方からご支援を頂けることになりました。それ以外にも、毎年OB会計からの多くの金銭的なご支援を頂き、大変ありがとうございます。
OBOGさんに加え、本日も応援に来てくださった保護者の皆様、今シーズンも全部員一丸となりリーグ戦、関西FINAL、全日本学生選手権と戦い抜いて参りますので、是非とも試合会場まで足を運んで頂ければと思います。
最後になりますが、昨年リーグ戦に復帰し関西制覇、全学準優勝という輝かしい成績を残された先輩方に恥じぬよう、今年はより強い京大を見せられるように邁進して参りますので、変わらぬご支援ご声援のほど、よろしくお願い致します。