くれないからご紹介にあずかりました丁寧です。好きな本を答える前にくれないが僕につけた枕詞に異議を唱えます。圧倒的変人にして超人とはなんということでしょう。超人と言われる所以も謎ながら、個性豊かな34期の良識たる僕を言うに事欠いて圧倒的変人とは。是非次の人に否定してもらわなければ。
さて、好きな本についてですが、「隴西の李徴は博学才穎…」で始まる『山月記』などは文章のリズムも相まって気に入っていますね。とはいえ最近読んだ本の中では熱心にお勧めできるようなものもないので、くれないが国語の教科書の中で圧倒的に好きだと述べた『少年の日の思い出』について少々。僕は作中のエーミールが好きになれません。僕の朧げな記憶ではエーミールは「僕」が作ったコムラサキの標本を見て触覚と脚の一部欠損を理由に20ペニヒの値をつけていたと思いますが、そのことからエーミールが昆虫標本を商品価値を持つ作品としてしか判断していないことが分かります。コムラサキ自体が持つ美しさに目を止めればそもそも値をつけようなどという発想には至らない。故に僕はエーミールが嫌いです。
前置きが長くなりました。自分のテーマに移りましょう。とは言ったものの、全然ネタが思いつかない。仕方がないので理学部地質学鉱物学教室の僕が3回生の間に行った実習について少しご紹介します。僕が実習で部活を休んでいる間何をしていたのか、その一端をご覧下さい。
全14回の実習の中で3日以上に渡る3回の実習について書いていきます。実習内容を書いても何も面白くないと思うので主に実習外のお楽しみについて。
一つ目は8月に千葉の東京大学演習林で行った清澄実習。最寄りのコンビニまで徒歩1時間半の僻地で5泊6日の長丁場です。
昼はこんな感じの川の中をひたすら歩いて調査し、夜はデータのまとめです。体力は必要ですが、僕みたいな山歩きが好きな人間にとってはなかなか楽しい実習でした。
もちろん普通の山の中なのでヒルとかヘビとか虫とかいますがそれもまた一興。下の写真はいずれも実習中に遭遇したもので、カエルを食べてるヤマカガシと水から出てきたマムシです。


あと、夜のデータまとめが早く終われば卓球もできます。今回宿泊した東京大学の宿舎にはなかなか本格的な卓球台とラケットが置いてあったのでその日の作業が終わってから寝るまで2時間くらい卓球したりしてました。高校以来の卓球はすごく楽しかったです。

お次は10月末から11月にかけて行った四国巡検です。3泊4日で四国を縦断して日本列島の形成過程を学ぶというスケールの大きな実習です。
この四国巡検は宿がとてもよかったですね。
まずは廃校をそのまま宿屋に改装した清流館というところ。教室に布団を敷いて寝る感じで、山間の木造小学校の風情を色濃く残していてとても面白かったです。僕は音楽室に泊まりました。


そして四国の室戸半島南端にある室戸荘。三方を海に囲まれた立地で、大漁旗や昭和のポスター、流木などが飾られた古風な民宿です。ここで出される食事が素晴らしく、新鮮な刺身や金目鯛の煮付けをはじめ数々の美味しい料理が並び、しかもご飯は食べ放題。大学の実習とは思えない美食を堪能しました。
夜は教授たちと反省会という名のトランプパーティーです。お酒飲んだりお菓子食べたりパイン食べたりしながら大富豪に興じます。泊まりの実習ではたいていこの「反省会」が行われますね。



最後は春休みに行った3泊4日の九州巡検。大分の別府で温泉の勉強をし、阿蘇で火山の勉強をし、最後に熊本・天草で地震と堆積の勉強をするという盛りだくさんの実習です。
実習中も然ることながら、九州巡検はその前後が充実していました。
夜行フェリーで別府港に着いてから昼過ぎの集合までの間、一緒に実習に行った仲間たちと地獄めぐり。といっても戯れにみんなで死んでみたというわけではありません。地獄というのは別府の特徴的な温泉や温泉地形の総称です。成分によって赤、青、白など多様な色の温泉を見ることができます。地熱を利用して熱帯性のワニを飼育している施設も。理学部の人間にとっては天国の地獄めぐりでした。



4日目の実習を昼頃に終えて熊本発の夜行バスを待つ間、せっかくなので熊本観光をということで熊本城へ。熊本地震で被災して修復途中の建物が多かったものの、加藤清正が建てた壮大かつ堅牢な城郭を見て回り、大満足で夜行バスに乗り込みました。

このように、理学部地球惑星科学科地質学鉱物学教室の実習では色んなお楽しみが付いてきます。理学部の1、2回生は是非とも地鉱系を検討してみてください。
すごく長くなってしまいました。ここまで読んでくれた方ありがとうございます。
次はKULの守護神、ラガーマンです。次の人に振りにくい話題で書いてしまったので、初段落に戻って僕の印象を聞いてみましょう。明和高校同期のラガーマンならば圧倒的変人という枕詞を否定してくれると信じています。ちなみに僕はラガーマンこそが超人だと思っていますよ。

