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2023

23KUL Emotion #49 照屋瑠


ラクロスをやる意味。


周りの人たちから「まだ部活なんてやっているのか」と言われたときに考えること。


何度考えてもよくわからない。


点を取った時の快感だったり、みんなで勝利に向けて練習したりするときの雰囲気だったりが好きだからなのかもしれない。ただ、毎回明確な答えは出せずにいる。


ラクロスに限らないけどたくさんの時間とお金を要する部活を、僕のような経済的にも、時間的にも余裕がないような人間がするべきではないような気もする。

試合が続いたときの交通費もばかにならないし、ロースクール受験を控えてる周りの人たちは自分の何倍も勉強してる。


なぜラクロス部に入ったかもわからない。コロナ禍で無為に過ごした時間を取り返すべく、日々の空虚を埋めるためか。新歓らしい新歓はなく、zoom越しでクレードルを教わっただけで、試合なんて1試合すら見たこともなかった。ラクロスの楽しさなんてわからないままよくこの部活に入ったものだなと思う。


ただ、11月というかなり遅い時期に入部した僕を暖かく受け入れてくれた。その雰囲気はとても好きだった。やっているうちに楽しさも感じるようになり、2回生の頃はたくさん練習したし、たくさん試合にも出させてもらって、失敗も沢山したけれど、点をとったりするときもあって何となくやりがいを感じていたと思う。


だけど2回生の冬頃からそれまで通りの生活は厳しく、その不安のせいか部活にかけられる思いが減ってきて結局は部活ができなくなった。今まで自分勝手に過ごしてきたツケが回ってきたと自分を責める反面、自分だけが苦しいのとは対照的に、周りの部員たちが普段通り部活をしている。自らの変えがたい環境にやるせない思いもあった。


ただ、ラクロス部のみんなはそんな自分をまた暖かく迎え入れてくれた。無いと思っていた居場所がまだあったんだなと思って、本当に本当にうれしかった。あの時のみんなには感謝してもしきれない。








ラクロスをする意味。今答えるならラクロス部が、ラクロス部のみんなが好きだからと答えると思う。


いろんな面でチームを引っ張って、僕のプレーを自分の事のように喜んでくれる最高の同期がいる。


例年の3回生よりも責任ある立場に置かれながら、チームの主力としてプレーする頼もしい32期。


毎日上回の練習に食らいついて、リーグ戦でも2回生とは思えないくらい堂々とプレーする33期。


数多くある部活動の中でラクロス部を選んでくれて、不慣れな環境の中でも楽しそうにラクロスをしている34期。


人数が少なくて、一人ひとりの負担が大きい中でも一生懸命チームを支えてくれるスタッフ。


そして外から僕らを応援してくれるOB、OGの方々。


沢山の素晴らしい人達がいて、いい経験をたくさんさせてもらった。本当に良い団体だと思う。








この3年ちょっとの期間をふりかえって、この団体の一員であれたことは本当に幸せなことだ。

後悔なんてあろうはずがない。








開幕戦のKG戦では悔しい思いをした。



でも、まだ終わっていない。



ここから十分巻き返せる。僕らはまだ発展途上なのだから。



最高の景色まで走り続ける





最後に家族へ

このブログを読んでくれているかはわからないけど、大変な思いを今までたくさんさせてきてしまいました。ほとんど帰省しなかったし、連絡もまめによこさなかった。学業の面でも心配かけていると思います。ただ、ラクロス部でたくさんのことを学べたし、かけがえのない思い出もできました。本当にありがとうございました。あともう少し頑張るから、遠くからでも応援してくれると嬉しいです。




2023/8/17

照屋 瑠


WRITER:照屋瑠
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