KULのために頑張りたい、チームを勝利に導きたい。
FOを始めてから、そんな思いを抱けるようになった。
思い返せば、1,2回生の頃は、チームのことをどこか他人事のように捉えていた。
Frチームが勝利しても心の底から喜べず、
2回生になって勝てない試合が続いても無力感を感じるだけだった。
激しいスポーツをしたこともないし、体もそれほど丈夫ではない自分にラクロスは向いていないから辞めてしまおうかと思うことも多々あった。
しかし、23シーズンの最後に迎えた入れ替え戦で、大きく心を動かされた。
当時6人しかいなかった4回生の31期さんが、決死の思いでチームに向き合い、関西1部の舞台を守った姿や、OB保護者さんが、一部残留の知らせを耳にして心から喜んでくださる姿を見て、残り2年間少しでもこのチームに貢献したいと思った。
そこで、3回生で専任FOerになることを決めた。
チームに不足していたからという消極的な理由もあったし、ポジション柄、楽をしていると思われても仕方がないと思ったが、とにかく自分にできる役割なら引き受けたいという思いが強かった。
先輩に全く勝てなかったり、試合で思うようにポゼッションが取れなかったりして、言葉にできないくらい悔しいときもたくさんあったが、練習に行くこと自体は楽しいと感じられるようになった。
試合でポゼッションを取る度に、それをチームメイトに讃えてもらう度に、今まで感じたことのない喜びを感じたし、FOのことがどんどん好きになっていった。
1,2回生の頃とは比べ物にならないほど、自分にとって意義のある1年だった。
そして迎えたラストイヤー。
今までで1番KULを自分事として捉えることができている。試合で取れる1つのポゼッションに喜びを感じるし、何よりチームが勝ったとき心から喜ぶことができる。また、この気持ちによって、もっとチームのために頑張りたいと思うことができる。
自分は他大学の同期と比べて経験は少ないが、その分誰よりも伸びしろがあると信じて、チームに良い流れを持ってこれるようなFOerになるために全力を尽くす。
誰よりも1つのプレーにこだわりを持ち、自信に溢れた姿を見せられるように。
最後に
FO関係者の皆さん
武者などを通して、互いに高め合ったり、仲良くしていただいたりして、本当にありがとうございました。
OB保護者さん
広報に関わるなかで、本当にたくさんの方からご支援、ご声援をいただいていることを実感しています。いつもありがとうございます。
後輩へ
下回生とは思えないほど自信と覚悟に満ち溢れた後輩ばかりでとても頼もしいです。みんなの力で日本一を獲りに行こう。
同期へ
いつもありがとう。しんどいこともあるかもしれないけど、最後まで頑張ろう。
2025/7/20 #27 安藤数真