
大学に入った頃は部活に入るなんて想像もしておらず、適当にバスケサークルにでも入ろうと思っていた。
しかし偶然立ち寄ったラクロス部の雰囲気と、モデルゲームで見た先輩たちのかっこよさからラクロス部に入ることを即決した。あんなふうにかっこよくプレイしたいと思って入部を決意した。
しかし、結果は全く思い通りにいかなかった。
初めの頃こそ点を取れていたものの、相手がロングになってから全然1on1に勝てなくなり、ウィンターステージではほとんど出場しなかった1回生。
同期が少しずつAで試合に出場し活躍し始める一方で、Bですらなかなか点を取れず、関学B戦では完璧な決定機を外して24Bを終わらせてしまった2回生。
初めこそAに絡めたものの、A練での消極的な姿勢から次第にB練の頻度も増えていき、またしても何もできずに25Bを終わらせてしまった3回生。
正直3回生の頃にAに絡めていたから、今年こそはAで活躍できるんじゃないかと思っていた。しかし現実はそう甘くなかった。
年始からAの練習には参加していたものの、またしても消極的なプレーが目立つようになってしまった。その一方で、後輩たちはメキメキと実力をつけ気づけば試合での出方の序列は一番下になっていた。
自分が評価されているのは対人の強さだということはわかっていた。それなのに、1on1や6on6では全然上手く勝つことができなかった。自分の強みであるはずの部分で結果を残せず、試合に出るのが怖くなり、さらに消極的になった。
しんどい練習をこなしビデ反に行き自主練して筋トレしているのに。
周りがどんどん成長していく中で、自分だけが取り残されているような気がした。
なんのためにラクロスしているのかわからず本当にやめてやろうと思った。
助っ人で参加した同志社B戦を最後の試合にして、辞める旨を伝えようと決めていた。
しかしそんな時、偶然試合にきていたマッコリさんが、試合後に「期待しているよ」と声をかけてくださった。
その何気ない一言で、自分のラクロスは自分一人で成り立ってきたものではないと気づかされた。
OBの方々や保護者の皆さんをはじめ、4年間苦楽を共にしてきた同期や、日々切磋琢磨してきた後輩たち。本当に多くの人に支えられてここまでラクロスを続けてこられたこと。そしてこんな僕にも少なからず期待してくれている人がいるということ。
それまで自分のことばかり考えていたけど、そんな人たちの存在に改めて気づかされた。
だからこそこんなところで辞めるわけにはいかなかった。
少しでも試合で活躍して、これまで支えてくださった方々に恩返しがしたい。そう思い、もう一度頑張ろうと決めた。
残念ながらその後、目立った活躍をすることはできず、結局、大きな結果を残せないまま引退を迎えることになった。
それでも開幕戦での1アシストだったり、出場制限のあるBリーグでの1得点だったりほんの少しではあるがKULに貢献できて本当に嬉しかった。
思い描いていた4回生とは程遠い一年間だったけど、あの時辞めずに最後までラクロスを続けて、本当に良かったと思う。
もしラクロス部に入っていなければ、これほど何かに本気で打ち込むことも、悔しい思いをすることも、そして何より、こんなに最高の仲間に出会うこともなかったと思う。
最後に
両親へ
あまり試合で活躍できなかったから、いいところを見せられなかったかもしれないけど、特に今年は多くの試合にきてくれて本当に嬉しかったです。
普段は恥ずかしくてあまりお礼とか言ってないですが、本当に感謝しています。ありがとう。
ここからはラクロスを経て成長した姿で恩返ししていこうと思います。
2026/10/31 #55 和田惇汰

