「私たちは弱い。それは自覚しないと。」
こう私が言ったのは1回生の冬、ウィンター前に30期全員で集まって1人1人自分の思いを言う場だった。
私はこの言葉を自分が言ったことを忘れたことはないし、これから忘れることもないだろう。
当時は先輩たちがすごくラクロスが上手で強かったから、まるで私たちfrの30期までも強いかのような幻想に陥っている気がして、でもそれにしては練習試合にしても何にしても試合結果はついてこなくて、負ける試合の数が多かったように感じたから発した言葉だった。
この言葉を聞いて30期のみんなはいろんなことを感じたと思うし、いろんなことを思ったと思う。もちろんいいことだけでなく。
それからもう3年が経とうとしている。
この3年間色々なことがあった。
試合で同期が活躍して勝った時はすごく嬉しかった。
先輩たちが引退試合、勝った時も負けた時もあったけどこうなりたいと思った。
同期で遊びに行った時とかもすごく楽しかった。
普段の練習でもみんなが楽しそうにしているところを見ているだけでも楽しかった。
もちろん、いいことだけではなかった。
周りのプレッシャーから寝られない時もあった。
なぜかはわからないけどすごく辛くてしんどくて涙が出てくるような時もあった。
なんで自分が今こんな生活をしているのか、なんで今自分が部活をしているのかわからなくなった時もあった。
この部活内で自分の存在価値がないように感じた時もあった。
でも、全部全部私は、私が成長するために必要な過程だったと思う。
今までピアノ、勉強と1人で頑張ることしかやってなかった自分にとっては団体に身を置くことは大きな挑戦だったと思う。
もちろん、今でも人と関わるのは得意ではないけど、それでも、こんな私を受け入れてくれる部活のみんながいる。
それだけで私はこの部活に入部して良かったと思う。
この3年間、私だけでなくみんなが色々感じて、考えて、成長したと思う。
そして、私は今こうやって胸を張って言える。
「みんなは強い。今年は勝てる。」
この言葉が嘘にならないように、残りの時間みんなで楽しく、精一杯駆け抜けていきたい。
できるところまで。
そして、最後は全員笑顔で終わろう。
これが私の願いで、目標だ。
最後に、こんな私でも同期として、TRとして接してくれてありがとう。不満に思うことも納得いかないことも、苛立つこともあったと思うけどここまで一緒に走らせてくれてありがとう。
そして、なんだかんだ言いつつも私のやることを応援してくれるお母さん、あまり会えないけどいつも私のやりたいことをやらせてくれるお父さん、いつもありがとう。私の八つ当たりにも怒らず接してくれる弟もありがとう。
最後まで、楽しく、頑張ります。
2022/08/25 森優輝奈