23KUL Emotionも僕で最後となりました。小畑がトップバッターになった時から大トリが僕になることは覚悟していましたが、いざ想いを綴るとなると緊張します。いつも気持ちが前に出てOFメンバーを困らせている僕なので言葉が足りず拙い文章になるかもしれませんが、僕の等身大のEmotionに最後までお付き合いください。
はじめに、日頃より弊部の活動を応援してくださっている皆様にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。今年度部員が少ない状態でも変わらずラクロスに打ち込めたのはひとえに皆様のおかげです。今後とも変わらぬご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。
今年に入ってからずっと自問し続けていることがあった。
「俺は本当に日本一になりたいのか。」
「仲間と日々ラクロスができていることに満足してしまっているんじゃないか。」
去年の全学Final準決勝。
明治大学に敗れる先輩をベンチで見届けるしかなかった。
試合後に泣いているマサイさんに来年こそはとバトンを渡され、年始mtgでも目標は学生日本一と意気込んだ。
しかし、いざシーズンが始まってみるとまずは運営面でボロが出始めた。
去年までほとんどチーム運営に携わらず先輩におんぶに抱っこでラクロスをし続けていたのだから当然だった。
4月には本格的に試合が始まったが敗戦ばかりが重なった。
そのたびに自分の弱さを痛感し、日本一という目標に対する疑念が湧いてきた。そんな自分も嫌だった。
だが、この問いに対する答えの一部が意外なところで得られた。
リーグ戦第4戦の立命戦だった。
6:7で試合に負けた後、切り替えて1週間後の試合の準備をするつもりだった。今までの敗戦後と同じように。
身体が動かなかった。
自分でもわかった。気持ちが切れていた。
このときになってやっと自分が学生日本一に拘っていたことに気が付いた。
思い返せばこの4年間何度「もう走れない」と思っただろう。
2回生のBリーグで負け越した時。
3回生の双青戦前に怪我をしてAチームを離脱したとき。
今年は特に多かった。
双青戦でボロ負けしたとき。後輩から4回生が信頼できないといわれたとき。
でもそのたびに手を差し伸べてくれる人がいた。
俺がまた走り出せるきっかけを与えてくれる人がいた。
試合に負けても前を向いている同期、俺が前を向かせないといけないと思わせてくれる同期、気にもしていなそうな同期。
2.3回生なのに4回生と同じだけ悔しがっている後輩。ひたすらグラウンドで自主練してる後輩。
負け越してるのに、変わらず支えてくれるスタッフ。選手を勝たせられるようにしたいと言うスタッフ。
弱音を吐いたときに真剣に聞いてくれる先輩。中途半端で頑固で扱いにくい僕を受け入れてくれる先輩。
本当にいい仲間を持った。
日常生活で何か起こるたびにすぐに思い浮かぶのは仲間の顔だ。すぐに話したくてうずうずする。
そんな仲間ともっとラクロスをしていたかった。
どんなにあがいても11月4日には引退してしまう。
俺がもっと強かったら。
もっと長く仲間とラクロスができたのに。
意味がないから、たらればの話なんかしたくないのに、引退の日が近づくにつれてこの思いが自分を圧迫してくる。
だが、いつまでもネガティブな気持ちではいられない。
11月4日まではこの最高な仲間たちとラクロスができる。
1日も無駄にはできない。
完全に気持ちを切り替えられたのかと聞かれれば正直切り替えられてはいないと思う。
でも今は4年間の努力を体現したいという気持ちと、先輩から受けた恩を少しでも後輩たちに返していきたいという気持ちが強い。
本当に正直なところをいうと切り替えられているかどうかはあまり考えないようにしている。
そんなことを考えても仕方がない。
最後まで走り切れなくなるような理由も、最後まで心を燃やし続ける理由も両方ある。
それにいちいち囚われていてはいけない。
いま俺たちは最初に立てた目標を失った。
何を目指して、何を信じていけばいいかはっきりとしない。
でもこんな時のために俺たちは今年のスローガンを決めた。
Just.
最後に、この場をお借りして感謝を伝えさせてください。(現役は読まなくていいです)
まめさん、カズンさん
去年僕がAチームにいられなくなって中途半端な状態だったにもかかわらず、へたくそなのに頑固で生意気だったにもかかわらず、僕を受け入れてくださってありがとうございました。
去年僕を信頼して試合に出し続けてくださったおかげで今も腐らずラクロスを楽しめています。本当にありがとうございました。
まさいさん
僕が本当の本当に下手だった2.3回生のときからずっとお世話になっています。ラクロス以外の部分でもずっと支えてもらい、楽しませてもらってます。ありがとうございます。
まっこりさん
今年に入ってからずっとお世話になりっぱなしでどう返せばいいかわかっていません。後輩に返していきます。来年からも2歳差の同期としてよろしくお願いします。
両親
3回生の時まではあんまりラクロス部について興味がなさそうだなと思っていたけど、今年に入って観に来れる試合は全部来てくれて心の底からうれしいです。
いつもお礼を言っても軽く流されるから伝わっているか心配だけど、本当に感謝しているし、今頑張る原動力になっています。ありがとう。
また、院試等ハラハラさせてすみませんでした。ここからは安心して最終戦を見届けて下さい。
試合を見に来てくれるOB・OG・保護者さん、人数が足りなくてお手伝いしていただいているOGさん、配信やSNSでずっと応援してくださる方々、本当にありがとうございます。
リーグ戦最終戦悔いのないようにプレーします。