学生日本一まであと4勝。ついに、ここまで辿り着いた。
試合に勝つことの難しさを痛いほど感じてきたラクロス人生だったと思う。23、24の2年間、学生日本一を目指す土俵にすら立てず、どうすれば勝てるようになるのかもわからず、チームに何も貢献できない自分がただただ悔しかった。
残された最後の一年、これまでの苦しんできた過程を正解にするために、募った悔しさを晴らすために、絶対に学生日本一になると改めて誓った。圧倒的なアタックがチームを牽引する、藤岡や小峰のように、日本一を目指せるチームにはそんな選手がいる。だから、俺がそうなるんだと、チームを勝たせるんだと、強い覚悟を持ってラストイヤーを迎えた。
だが、春の早稲田戦、惨敗した。自分はチームを引っ張ることなど全くできていなかった。リーグ戦が始まってからも、怪我ばかりでろくにチームに貢献できていない。ゾーンにも苦戦し、オフェンスリーダーとしても不甲斐なさを痛感した。理想のプレイヤー像からは程遠く、本当に迷惑をかけてばかりで申し訳なさしかない。
それでも、チームはいい勝ち方をしてくれた。フェイスに勝ってくれる仲間がいて、体を張って守ってくれる仲間がいる。点を取ってくれる仲間も、支えてくれる仲間もいる。みんながチームを引っ張ってくれたおかげで、学生日本一が目指せる土俵に立てた。みんなが、自分がチームに返せるチャンスを与えてくれた。
本当にいいチームだと思う。まだ足りない部分ばかりだけど、早稲田に負けた時から何段階も強くなってるし、このチームなら本当に学生日本一を達成できると信じている。
ファイナル、そしてその先の全学。負ければすべてが終わる。その怖さはある。でも、これまでみんなに引っ張ってもらった分、今度は俺が、必ずチームを勝たせる。憧れの人たちの目指していた、立っていた全学の舞台に俺たちが立って、そこで勝って終わってやる。関わってくれたすべての人たちに、最高の感動をもたらす。
夢は掴むものだから。その瞬間のために全てを懸けてきた。このチームで歴史を変える。
今の自分の素直なemotionはこんな感じです。最後に感謝を伝えます。
同期へ
こんな俺を受け入れてくれてありがとう。OFはみんな体ボロボロだと思うけど最後まで戦い抜こう。とくに兼氏は、足りてないところばかりの俺の何倍も頑張ってくれて、感謝してもしきれない。本当にありがとう。
先輩方へ
こんな自分に期待してくださりありがとうございました。特に32期さんにはたくさん気遣っていただき、感謝しかありません。必ず繋いでくれた想いを爆発させます。
まっこりさんけーごろさん
恩師であるお二人には、心から感謝しています。勝ちましょう。
後輩へ
33期についてきてくれて本当にありがとう。みんながチームに貢献してくれているから今のチームがあります。ありがとう。
特にオフェンスメンバー、厳しいことを言ってばかりだったけど、みんな努力していて、うまくて、良い子で、期待してます。
家族へ
ラクロスしかしていない自分を何から何まで支えてくださって本当にありがとうございます。必ず結果で返します。
2025/9/20 #1 川本陸斗